南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された!宿泊客は8人―そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。

九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館―暗黒館。

十八年前に暗黒館で起こった殺人と不可思議な人間消失の謎を追ううち、遂に玄児の口から語られる“ダリアの宴”の真実、そして恐るべき浦登家の秘密…。

〔クレギオン6〕「ミリガン運送は解散した」――突然の置き手紙を残してロイドが失踪した。

戒律を冒した神父はそれでも神聖なのか?酒を手放せず、農家の女と関係を持ち私生児までもうけてしまう通称「ウィスキー坊主」は、教会を悪と信じる警部の執拗な追跡を受け、道なき道を行く必死の逃亡を続けていた。

刑務所を出たプロの犯罪者マクリンは、塀の中で面白い話を聞き込んでいた。パラダイス港に浮かぶ小島、スタイルズ島のことだ。

真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。

現場に到着したフェル博士の目の前で、死体は広々とした浜辺の真ん中に横たわっていた。

世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。

財界の大物エドモンドは、ボスニアへ向かった孫が消息を絶ったと聞かされる。

CIAの極秘チームは、上院議員からの問い合わせにも拘らず、あるセルビア人の所在を入念に秘匿していた。

英国艦隊を率いるキューパー提督の寵愛を受けながら、薩摩藩の間諜として英国公使館で情報を得ようとする洋妾おむら。

生麦事件に揺れる幕末。売れっ子芸者のおむらは薩摩藩士の恋人のため洋妾となり、英国公使館に潜入した。

この剣を会得したとき彼奴は必ず現れる―。

通信システムを地球全土に行きわたらせることで世界に安定と民主化をもたらそうとするアップリンク社。

敏腕イベントプロデューサー・大塔寺燃、妹の倫とともに奥飛騨の山間の松乃井町を訪れた可能克郎。

奈々子がアルバイトしている喫茶店「南十字星」に、美貴という女性が訪れた。新婚旅行先のドイツで夫が失踪したという。

古くから一向宗を信仰し、“上なし”の自治を貫いてきた伊勢・長島。

戦いのプロ、ショーン・ガレンは麻薬取締局の捜査官から仕事を依頼された。

戦いのプロ、ショーン・ガレンは麻薬取締局の捜査官から仕事を依頼された。

裕福な家庭で育ち、大手出版社に勤め、恋人はエリート。順風満帆な毎日を送る梅村靖子の前に突然現れた若き格闘家・真島一馬。

少年の名は椎橋彬。家庭に恵まれず、唯一の趣味であるマジックだけが心の拠り所。

気鋭のプログラマー各務秀則は、なぜ殺されたのか?尊敬する先輩の死の謎を解くため、ネット上に構築された電脳空間「惑星ペルセポネ」にログインした来栖正孝は、秀則が「ペルセポネ」で操っていた分身「ノリリン」もまた仮想世界の中で惨殺されていたことを知る。

江田島の聖地・古鷹山が炎上、腹部に短剣を突き立てた焼死体が発見された。

交通事故で意識障害となった従兄弟と入れ代わる「分身」、乳児取り違え事件が発端となる「渡された殺意」、結婚詐欺師に騙された女に出会う「婚約者」など、“もう一人の私”をキーワードに自分のアイデンティティを揺るがす恐怖を巧みなトリックで描く9篇―。

新宿で最も有名な探偵“眠り猫”。俺はその息子だ。

新宿で最も有名な探偵“眠り猫”。俺はその息子だ。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

誰かボブを助けて―行きつけのバーで知らない女の書き付けを見た私は、深酒の勢いからボブを探して地下のクラブへ向かう(「幸福なボブ」)。

「俺たちの仕事は、人を疑うことだ」―拳銃は要らない、同情は敵。

1978年4月。18歳の久雄は、エリック・クラプトンもトム・ウェイツも素通りする退屈な町を飛び出し、上京する。

「日本人の子として恥じぬよう、アメリカのために全力を尽くす!」日系二世語学兵の、栄光なき孤独な戦い。

十和田湖畔で、東央大学院生・田中春菜の死体が発見された。

左文字を慕う私立探偵、川村が射殺される。彼が追っていた事件は、父親の死を殺人と確信する娘、綾の依頼であった。

沖縄で起きた写真家殺害事件を捜査する十津川警部。失踪した女友達の行方を追うカメラマンの田村。

殴られ昏倒した十津川警部が目覚めると、そこは見知らぬ絶海の孤島だった。

豪華客船メガノート号、満員のサロンでは恒例のオークションが行われていた。

テムズの川旅に仕組まれた謎。芳醇なスコッチの味わいを思わせる高純度の本格探偵小説。

核物質輸送列車が忽然と姿を消し、大都会中枢部が切り取られる―。